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日別アーカイブ: 2025年5月16日

第5回造園雑学講座

みなさんこんにちは!
長池庭園、更新担当の中西です。

 

~中門門被り松の剪定

和風邸宅料亭玄関先に立つ、しく一本松それが「松(ぶりまつ)」です。特に「門(もん)」れるは、訪れる迎え入れる日本美意識おもてなし象徴”として大切われした。

この剪定作業は、単なる樹木管理造園職人哲学求めます。


門・は?

  • 正面またはやや外側位置する一本

  • 斜めげ、上部周囲に“被る”よう剪定れる

  • 繁栄」「迎え入れる心」「風格」象徴

日本庭園中でも最も目立つ位置あるため、「格」「管理質」現れるれる重要存在です。


剪定作業ポイント技術

1. 構造見せる“剪定”

  • 無駄整理し、主幹流れ美しいライン強調

  • さや角度、流れの「左右バランス」非常重要

  • **かかる“絶妙加減”**決め手

見た目自然、でも計算美」プロです。


2. 2管理理想(春・秋)

  • 春(5〜6月):新芽調整、不要剪定

  • 秋(10〜11月):全体整える「剪定」

特にむしる「むしり」作業丁寧われ、輪郭より明確に。これにより、松本の“感”と“静けさ”際立つです。


3. 門・建物調和図る“景観設計”

  • そのものだけなく、背後門構え・壁・空間バランス剪定

  • 屋根からないよう配慮つつも、包み込むようぶり”演出

一枝一枝が「作る一筆」あるという意識大切です。


4. 職人道具使い

  • バサミ・ノコギリ・ハシゴなど駆使

  • 地上から目線意識て、高所でも「からどう見えるか」常に想定

  • 切る」より「流れ創る」という発想重要


注意すべ剪定失敗

  • 切りすぎわれる

  • さ・角度不揃い風格なくなる

  • 重心から外れしま構造バランス損ねる

は“建築物一部”捉える視点不可欠です。


は“迎え心”映す

そびえるは、日本庭園における精神技術象徴です。単なる「剪定作業」ではなく、そこ空間全体構成する美意識設計思想ています。

だからこそ、プロ造園業者手がける剪定は、ただ整えるではなく“生き美”演出する仕事です。

 

 

求人のお知らせ

最後にお知らせです。長池庭園では、一緒に働いてくださる仲間を募集しています。造園はチームワークが命。未経験の方でも「植物が好き」「自然の中で働いてみたい」という想いがあるなら大歓迎です。ぜひ求人情報ページもご覧ください!

それでは、次回の更新をお楽しみに。

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