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みなさんこんにちは!
長池庭園、更新担当の中西です。
前回は、造園プロセスの流れやヒアリングから設計、施工、アフターケアに至るまでの実践的なお話をしました。今回はその続編として、さらに一歩踏み込み、「実際の施工事例」や「お客様との協働」、「今後の造園業界のトレンド」などについてご紹介します。造園がどのように暮らしに寄り添い、時代に合わせて進化していくのか、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
造園の魅力の一つは、何気ない空きスペースが“見違える空間”へと変化していくことです。
ビフォー: 既存の植栽が伸び放題で雑草が多く、庭として活用できていない状態
アフター: 動線を整理し、季節ごとに異なる花が咲く植栽を配置。ウッドデッキや小さなベンチを設置して、家族がくつろげる憩いの場へ
こうした変化は、単に「綺麗になった」「おしゃれになった」だけではなく、「ここに住む人の生活や想いを映し出す空間づくり」を目指した結果です。
植木屋祐では、お客様にもできるだけ積極的に関わっていただくよう心がけています。
苗木の植え付け体験: お子さまでも挑戦できる簡単な植栽作業を一緒に行い、「庭を育てる楽しみ」を実感していただく
メンテナンスレクチャー: 剪定や芝刈りのちょっとしたコツをお伝えすることで、ご自身で庭の成長を見守る喜びを感じてもらう
「庭を持つ」ということは、「植物と一緒に暮らす」ということ。職人だけではなく、お客様も一緒に育み続けるからこそ、愛着の深い庭が完成します。
日本庭園の伝統技術を大切にしながら、あえてコンクリートやガラスといったモダン素材を組み合わせることで、古き良き意匠と現代建築が調和した空間を演出することが可能です。
石畳や飛石 × 照明デザイン
竹垣 × ガラスパネル
既存の家屋や建築様式、さらにはお客様のライフスタイルに合わせ、伝統とモダンの融合を図るのも、私たちの得意分野です。
庭の照明や自動潅水システム、センサーで土壌の湿度をチェックして適切に水やりを行う仕組みなど、IT技術を活用した“スマートガーデン”は、忙しい現代人の強い味方です。
タイマー式灌水: 手間をかけずとも枯れにくい、いつでも元気な植物が育つ
スマホ連動のライトアップ: 帰宅前にスマホ操作でライトをオン。夜の庭も安全に
こうした先端技術も取り入れながら、自然のリズムとのバランスを保つことが今後の造園業のカギになっていくと感じています。
先端技術が増えても、最後はやはり「人」の力が大切です。
石や木材の細かな加工、石組みの繊細な角度の調整
植物ごとの植え付けタイミングや剪定方法
そうした職人の長年の経験や勘は、AIでは補いきれない領域。だからこそ植木屋祐では、技術はもちろん、「人柄」を重視した採用を行っています。一緒に働く仲間に求めるのは、「ものづくりが好き」「自然や植物が好き」という心からの想い。
私たちの庭づくりは、職人とお客様とがひとつのチームとなって完成するからこそ、生き生きとした空間が生まれるのです。
日本には四季折々で移ろう豊かな自然と、それを愛でる文化があります。
地域イベントやオープンガーデンの開催
各種ワークショップでの植栽やアレンジメント体験
SNSやオンラインサロンでの造園知識の共有
造園を「一部の人だけが楽しむ特別なもの」ではなく、「誰もが気軽に取り入れられる文化」にしていきたい。そのために、私たちはイベント参加や情報発信、地域との協力なども積極的に行っています。
今回は、具体的な施工事例やお客様との協働、さらに伝統と最新技術を掛け合わせた造園スタイルについてご紹介しました。造園業の未来はどんどん広がっています。そして、その中心にはいつも“人”がいます。
庭を創り出すのも人、庭を愛するのも人。だからこそ私たちは、「人柄」を何よりも大切にしながら、これからも新たな価値を創造していきたいと考えています。
次回は、「お客様が安心して庭づくりを任せられるまでの流れ」と題して、特に費用面や工期、アフターサポートなど、皆さんが気になる具体的なポイントを掘り下げていきたいと思います。
どうぞお楽しみに!
長池庭園では、一緒に働いてくださる仲間を引き続き募集中です!
未経験でも植物や自然が好きな方歓迎
職人技術を学びたい方、IT技術と融合した新しい造園に興味がある方
私たちと一緒に「生きた風景」を作り上げてみませんか? 詳細は求人情報ページをご覧ください。ご応募お待ちしております!
それでは、次回の更新をお楽しみに。
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